2008年11月4日
『続ける力』
伊藤真『続ける力 〜仕事・勉強で成功する王道〜』幻冬舎新書(2008)
著者は司法試験や公務員試験におけるカリスマ塾長とのことで、仕事や勉強で成功するための王道(脱・三日坊主)を伝授した一冊である。
・モチベーションの維持とは、正確には「モチベーションを上げること」ことより、「モチベーションの下げ幅をできるだけ小さくとどめること」といえます。
・剣道、書道、茶道、空手道といった「道」のつく世界では、修業の段階について、「守・破・離」という言葉があります。もともとは室町時代に能を大成した世阿弥の言葉と言われています。「守」とは、指導者の教えを忠実に守って、「型」をしっかり身につける段階のことです。そこで学んだ基本にオリジナリティを加えるのが「破」、さらに指導者から独立して自分の道を切りひらくのが「離」。この三つの段階を経て、初めて一人前になることができます。
・ポイントは、一枚ずつ順番にトップスピードに仕上げていくのでなく、落ちそうなところを食い止め食い止めしながら、平均してスピードを上げていくところにあります。
・加齢により記憶する機能そのものが低下するのではなく、感情の起伏が乏しくなるからだと、最近では考えられています。
など、今までの自分とは違って視点があり、大変参考になった。何かを始めても長続きしない学生さんに特にお勧めである。
投稿者 NORI : 17:14 | 読書(教育) | コメント (0) | トラックバック (0)
2008年11月1日
アキレスとカメ(二次元版)
学生がパズルのような問題を持ってきた。本人は「ゴキブリ問題」と呼んでいたが、何となく人間と置き換えておく。
問題:A、B、C、Dの4人がある正方形の4つの頂点に位置している。AはBを、BはCを、CはDを、DはAを追いかける。このとき、どのような運動になるか?
「答えは中心で出会うというのは直感で分かるけれども、どうやって計算すれば良いか?」ということであった。私も少し計算してみたが面白かった。軌跡は数値計算で描かせたが、いろいろと切り口があるだろう。中心で無限に追いかけ続けるという点で、有名な「アキレスとカメ」の二次元版と見ることができることに後で気がついた。
<計算結果>


以下備忘録。

上図のとおり、A〜Dは常に正方形をなすので、k回目にできた正方形の一辺の長さをak、人のステップ幅をxk、ずれていく角度をθkとすると
となる。k回目のステップ後におけるA〜Dの位置ベクトルをそれぞれ![]()
とし、k回目から(k+1)回目へのステップを示すベクトルを、![]()
とすると、(k+1)ステップ後におけるA〜Dの位置ベクトルは、
と表すことができる。
投稿者 NORI : 09:15 | 物理 | コメント (0) | トラックバック (0)