2009年4月15日

『コンピューターもびっくり!速算100のテクニック』

中村義作(著)『コンピューターもびっくり!速算100のテクニック』講談社ブルーバックス(1989)

新年度が始まり、2年生の初めの授業でイントロダクションとして速算の話をした。
昨年インド式数学がブームになり、関連書籍を読んでいると確かに面白いが、やっていることは20年前の日本式速算と基本的にはあまり変わりない。というわけで今回は古い本を引っ張り出してきた。

工夫して簡単に、速く計算しよう!

(例1)十の位が同じで、一の位の和が10となる2数の掛け算の解法
・17×13=221
【証明】
証明

(例2)工夫して簡単に計算する手法
・1234×5=1234×10÷2=6170
・7654×25=7654×100÷4=191350

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2009年2月9日

『のうだま やる気の秘密』

上大岡トメ&池谷裕二(著)『のうだま やる気の秘密』幻冬舎(2008)

『キッパリ』や『スッキリ』の著者である上大岡さんの新作。
何か物事を継続するためには「脳をだまして続ける」ことがポイントであるという内容で、そのための4つのスイッチを紹介している。本書は脳科学関連の本としては特に真新しいことは書かれていないが、非常に読みやすいのでお勧めである。見やすいイラストと分かりやすい説明で、朝のホームルームで紹介した後、学生からも好評を得ていた。

自分の意志では動かせない淡蒼球を起動させるスイッチが4つあります。
・スイッチB:Body……体を動かす
・スイッチE:Experience……いつもと違うことをする
・スイッチR:Reward……ごほうびを与える
・スイッチI:Ideomotor……なりきる

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2008年3月20日

『理系のための口頭発表術』

R.H.R. アンホルト(著)、鈴木 炎・I.S. リー(訳)『理系のための口頭発表術 聴衆を魅了する20の原則』講談社ブルーバックス(2008)

アメリカの大学では「口頭発表術」の授業があるそうで(知らなかった!)、ここに紹介する本の原著第1版は教科書として10年以上使われていたとのこと。2008年の年明けに日本で発売された本書は、パワーポイントなどの技術も盛り込んだ改訂版の訳本である。

「どんなにすばらしい研究もダメ発表がダメ研究にする」と序論で力説し、口頭発表のための原則を、ユーモアを交えて披露している。小型マイクはスクリーン側の襟につける、パワーポントの<拭き取り(ワイプ)>の効果が有効、 ポスター発表ではグラフや図は横に並べるより縦の列に並べたほうが良い、などなど具体的な提案が多く、大変参考になった。

投稿者 NORI : 09:26 | 読書(科学) | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月10日

『水平線までの距離は何キロか?』

沢田功『水平線までの距離は何キロか?』祥伝社(2007)

このブログでコメントくださっている271828さんから紹介いただいた。石川高専教員による書籍で、物理と 手段としての数学とを用いれば、身の回りのことがおおよそ説明できるというもの。水平線までの距離は何キロ?、飛行機雲の長さは何キロ?といった具体的な事例を9つ挙げて、非常に分かりやすく説明している。物理学をたしなむ人には当然の概念である近似や相対語、さらに(私が現在注目している)スポーツと物理学の関係などにも触れており、素晴らしい内容であった。

あくまで「おおよそ」の話(0次〜1次の近似)だが、光の量の章では実験も行い理論と比較している。全体的にサクっと読めてお勧めである。

投稿者 NORI : 23:59 | 読書(科学) | コメント (4) | トラックバック (0)

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